親元を離れ、友達や先生と一緒に寝泊まりするお泊まり保育。
普段とは違う環境で生活することで子どもの自立心を育むことを目的とした、
保育園・幼稚園の定番行事の一つです。
今回の記事では、そんなお泊まり保育のテーマ例と使える絵本を紹介します。
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お泊まり保育のテーマ例!使える絵本も紹介
そもそもお泊まり保育の目的(ねらい)は、
・子どもの自立心を育てること
・友達との友情・仲間意識を深めること
・規則正しい生活を身に着けさせること
などにありますが、これらに加えて、
・困っている人を助ける気配り
・困難に立ち向かい、乗り越える力
・チャレンジ精神
などを育むことをテーマとする園もあるようです。
これらを達成するため、お泊まり保育では宝探しや肝試し、各種ゲーム、
野菜の収穫、キャンプファイヤーなどが行われるわけですが、
お泊まり保育自体を一つの物語に見立てて、物語の起承転結として、
各行事を一日の工程に組み込むのも定番といえます。
物語は保育園や幼稚園でよく読まれる絵本が参考にされることが多く、具体的には、
・エルマーのぼうけん
・かいぞくポケット
・おしいれのぼうけん
・ロボット・カミイ
・ぐりとぐら
・にじいろのさかな
・11ぴきのねこ
・やまなしもぎ
・ぐるんぱのようちえん
・そらまめくんのベッド
・みにくいアヒルの子
・こんとあき
・どうぞのいす
・ダンプえんちょうやっつけた
・いやいやえん
・おっきょちゃんとかっぱ
・はじめてのおつかい
・おしいれのぼうけん
・100万回生きたねこ
・めっきらもっきらどおんどん
などが挙げられます。
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また、お泊まり保育の一日を一つの物語(絵本)に見立てるのではなく、
その学年の初めからお泊まり保育当日までを一つの物語として捉え、
さまざまな行事をこなすうちに徐々に絵本の世界に引き込まれていく、という演出をするのもおすすめです。
絵本の世界から毎月手紙が届いたり、園長先生が隠された秘密などを知っている…という演出は定番ですね。
そのため、起承転結がはっきりした物語、展開の多い物語(冒険・ファンタジーなど)の方が題材としては使いやすいでしょう。
その他、お泊まり保育は園外へ出て行われることも多いことから、
・仲間との共存
・サバイバル
などを端的にテーマとして設定する園もあるようです。
いずれにしても、テーマを決めることでお泊まり保育のコンセプトがはっきりとし、
一年の流れの中に組み込むことでお泊まり保育に向けて徐々に気持ちを高めさせることができます。
子どもたちに絵本の主人公を演じさせることで、普段とはまた違った世界を体験させることもできるでしょう。
今回の記事で紹介したテーマを参考に、それぞれの保育園・幼稚園に合ったテーマを考えてみてくださいね。
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