5月5日は、子どもの日。
男の子の健やかな成長を祈って、五月人形を飾る家庭も多いでしょう。
五月人形を飾る「時期」については、明確なルール等はありませんが、
飾る「場所」については、よいといわれている場所が存在します。
今回の記事では、そんな五月人形を飾る場所について、
玄関に飾ることの是非も含めて簡単に解説していきます。
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五月人形を飾る場所について
五月人形は、一昔前までは和室の「床の間」に飾っていました。
床の間とは、和室の床が一段高くなっている場所のこと。
よく生け花が生けてあったり、掛け軸が掛けてあったりします。
もし自宅に床の間があるのなら、床の間に五月人形を飾るのがベスト。
人形類を飾る場所として、ここに勝る場所はないです。
もっとも、最近は床の間がない家も多いですし、
賃貸マンションやアパートなど、そもそも和室自体ない家もあるでしょう。
そこで、五月人形を飾る場所については、五月人形の「役割」から考えていきます。
五月人形というのは、いわば男の子の分身的存在。
男の子の成長を見守ってくれており、いざという時には、
男の子に降りかかる災厄を、その男の子の分身として引き受けます。
男の子の「身代わり」といってもいいかもしれません。
このような五月人形の役割から考えれば、
五月人形は、男の子が普段過ごしている場所、
例えば、リビングや居間などに飾るのがベストです。
子ども部屋で過ごしている時間が長いなら、
子ども部屋に飾ってあげてもいいです。
ただし、男の子がまだ小さい場合は、
できるだけ手の届かない場所に飾ってください。
また、五月人形を飾る向きについては、
南向きか東向きがおすすめです。
これは神棚などのルールですが、
・西向き→凶
と、一般にはいわれています。
ただ、これを気にするあまり、
直射日光が当たりすぎる場所に飾ってしまわないよう注意してください。
人形類が傷んでしまう原因となります。
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五月人形は玄関に飾ってもいい?
五月人形を飾る場所として、「玄関」を考える人は多いです。
ただ、これは信じるか信じないかは自由ですが、
玄関に五月人形など人形類を飾るのは、風水的にはタブーといわれています。
風水とは、運気がアップするように衣・食・住を見直していくことを主張する、
一種の「環境学」です。
風水によれば、玄関という場所は運気が入ってくるもっとも重要な場所で、
ここの環境を見直すことが、運気アップの第一歩とされています。
そして、人形というのは文字どおり、「人の形」をしているので、
玄関から入ってきた貴重な運気を吸い取ってしまうといわれています。
これでは、部屋の中にいる私たちにまで運気が届きません。
そのため、この風水のルールが気になるなら、
玄関に人形類を飾るのはやめておいたほうがいいでしょう。
今回のまとめ
五月人形を飾る場所については、上記の風水的な観点を除けば、
特に明確なルール等はありません。
ただし、「五月人形の役割」から考えて、
ぜひ男の子が普段生活している場所に飾ってあげてくださいね。
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