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「良いお年を」の意味は?意外な歴史的経緯があった!

2017/03/21

年末の挨拶といえば、”良いお年を”

学校の友達や会社の同僚などに
年内最後に会う日の帰り際には、
「良いお年を」と言うと思います。

ただ、この「良いお年を」という言葉。

あなたは正しい意味を理解して
使っていますか?

この言葉は「略語」の一つであり、
正しい意味を理解していないと、
間違った使い方をしてしまうおそれがあります。

「良いお年を」の意味は?

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「良いお年を」の意味は?

◆「良いお年を」は略語の一つ

「良いお年を」は、略語の一つで、
「お迎え下さい」が省略されています。

良いお年をお迎え下さい

これが正確な表現になります。

近年では、20代の若者を中心に、
「良いお年をお過ごし下さい
という言葉も使われていますが、
これは適切な表現ではありません。

言葉は変化していくものなので、
絶対に間違いとは言えませんが、
あくまで現時点(※2017年)では、
お迎え下さい」が正しい表現です。

少し話が逸れてしまいましたが、
この「良いお年をお迎え下さい」の
「お年」は”来年”を意味しています。

お年=今年という意見もありますが、
「迎える」のは”来年”なので、
これは間違った意見でしょう。

このように誤解されているのは、
以下の項目で紹介するような、
言葉の歴史的経緯が関係しています。

◆「良いお年を」の歴史的経緯

良いお年(=来年)を迎えるためには、
残りの日数を無事乗り切る必要があります。

一年の最後に大きな失敗をしてしまっては、
あまり”良い”お年を迎える気分にはなりません。

乗り切る」という表現は少し大げさですが、
今の時代や社会からは想像できないほど、
年末は歴史的には大変な時期でした。

例えば江戸時代には、大晦日になると
借金取りが街中を駆け巡ったそうです。

当時の庶民の生活はとても苦しく、
ほとんどの人が借金をしていました。

そして大晦日が、借金の返済の期限。

返済できない人は、大晦日になると、
逃げ回ったり、隠れたり、
時には仮病を使ったりして、
借金の取立てをしのいでいたそうです。

今日では一時的にしのいだところで、
ただ「遅延利息」が増えるだけですが、

当時は「年が明ければ借金はチャラ
という暗黙のルールがあったのだとか。

そのような時代においては、年末は、
まさに”乗り切る”時期だったのです。

「良いお年を」という挨拶には、
そんな当時の庶民の生活が投影され、
今年を無事乗り切って下さい
というニュアンスが込められています。

「ニュアンス」と言ってしまうと、
「おまけ」のように感じますが、
歴史的経緯からすれば、むしろ
今年を乗り切るほうがメインですね。

上記の項目で紹介したような、
誤解が生じるのも納得できます。

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「良いお年を」の間違った使い方は?

「お迎え下さい」が省略されていること、
また上記のような歴史的経緯からしても、
「良いお年を」が使えるのは年内のみ

年が明けてから、例えばお正月などに、
「良いお年を」と言うのは間違いです。

(「お過ごし下さい」だと考えれば、
年が明けてからでも使えそうですが…。)

また、「良いお年は」は略語なので、
目上の人に対して使ってはいけません。

省略せず、
「お迎え下さい」まで言いましょう。

「良いお年を」の意味は?意外な歴史的経緯があった! まとめ

「良いお年を」の意味を解説してきました。

言葉の正しい意味を理解しておけば、
間違った使い方を防ぐことができます。

ぜひ頭の片隅に入れておいて下さいね。

そして「良いお年を」と言う時には、
借金取りに追われていた当時の生活に、
少しだけ思いを馳せてみてはいかがですか。

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